新人看護師の離職

看護師は実は離職率が高い職業です。女性が多い職業なので結婚や出産で仕事を辞める人が多いのは仕方ないことですが、看護師となってから1年以内の新人の離職率というのは10%ほどとなっていて、それほどでもないのでは、と思う人もいるかもしれません。しかしこの離職率にはからくりがあります。
新人看護師の離職率が高いとあまりいい印象は持たないと思います。ですので新人看護師と呼べる時期を過ぎてから辞めたい人を辞めさせるように退職の引き伸ばしをするところが多いのだそうです。そう考えると、実質の離職率はさらに上がる可能性が高いです。やはり看護師の仕事はとてもハードであり、看護学生時代も勉強に実習に追われて大変忙しい学生生活を送ったと思いますが、それ以上に本当の医療現場だという緊張感、人間関係も慣れない中で仕事も慣れないという環境に、いきなりなってしまいます。ですので相当なストレスもかかるでしょうし、そこで辛いと思う気持ちも分かります。看護師に限らず新入社員と呼ばれる人たちは入社してすぐ辞める人もいれば、3ヶ月、1年、3年の周期で退職者も多くなるといいます。ですのである一定数は仕方のない数なのでしょうが、慢性的な看護師不足の医療業界ですから出来れば辞めてほしくないわけです。労働環境も厳しい中で個人の努力次第、と匙を投げてしまうのはまた違うのではないでしょうか。楽だと思って看護師を目指したわけでない人たちがその仕事の厳しさで辞めていくのをみると、労働環境の改善は急務です。